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水曜の朝・・・

久々に12月に読んだ本のことでも書いてみようと思います。

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←これです「水曜の朝、午前三時」

文庫になった頃から気になっていたのですが、なかなか読む機会がなくてやっと手にしてみました。

なぜこの本が気になったか・・・それはこの本の帯になっていた児玉清氏のコメント・・・「私は飛行機の中で涙がとまらなくなった・・・」これに引かれたみたいです(゚ー゚;児玉清氏といえばアタック25でおなじみですが、なんとなく大人っぽかったので買ってみました。

内容はある翻訳家の過去の話がメインです。時代背景は大阪万博のころです。さすがに私も大阪万博の頃は生まれていなかったので、当時の日本がどのような状況だったのか分からないので、時代背景としてあまり共感する部分はありませんでした。

私が子供の頃はよく東京オリンピックをしらない世代と言われましたが、最近の新入社員なんかは平成生まれが入社してくる時代です。ちょっとびっくりするのと、昔東京オリンピックを知らない世代と言っていた人の気持ちが分かるような気がします。

内容的には淡々と事が進んでいくのですが、当時の時代背景として人種差別みたいなものがいまよりも顕著にあったのかな?と思わせる内容でした。今でも外国人との結婚となると障害はあるのでしょうが、この本ではそれが主です。あまり読んでいて良い気持ちがするものではありませんでした。切ないといえばそうなのでしょうが、あまり理解が出来るものではありませんでした。

時代は戦後20年ぐらいの時の話ですからやむをえないのでしょうけど・・・

出来れば、そのような差別観よりもそれを乗り越えた話にしてくれた方が私としては良かったかなという感じでした。

本のタイトル「水曜の朝、午前三時」というのも、悲しい出来事の事を言っているものでありちょっと暗い背景があるようです。

きっとその時代に過ごしていた人なら理解出来るのかもしれませんが、華やかなバブル時代に大学生をやっていた私にはちょっと理解するのは難しい感じがしました。

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コメント


AIRさん、今晩は。
AIRさんが予想よりお若いのにビックリしました。
大阪万博には、長男の手を引いて行ったんですよ。

私の愛読書は相変わらず「時代物」です。
一時は色々と読んではみましたが、何となく違和感があって、どの作家とは申せませんが、読んでいると「そんな事は無いでしょう」と思うことが多々あり途中で読書欲をなくし・・・・。
時代物は、当時の風俗、習慣、街並み等色々と想像しながら結構楽しいものです。
しかし、粗製乱造的な作家さんもおいでの様で。
某作家など、とても人間業とも思えぬスピードで出版されていて・・・・(多分アシスタントの方が書いているとしか思えませんが)
ああ、また、ブツブツ云ってしまいましたね。

この頃でも本でも、悲しい・暗い・・というのは見る気しないです。
なんでもぱ~っと明るくなる方が好きです
歳のせいかしら???

zebraさんは今頃澳門だと思いますが・・・(゚ー゚;
ごめんなさい・・・調べてみたら大阪万博は昭和45年開催でしたね!私は生きていました。ちょうど生まれたころです。東京オリンピックと勘違いしていました。
そのころ今話題の新幹線0系も主流だったんですよね。大阪行ったことはあるのですが、太陽の塔はまだ見ていません。あのなぜか魅力を感じる作品一度現物確認しなければなりませんね!

ひろりんさん・・・こんにちわ!
歳をとるとちょっと暗めの切ない作品が好きになるような気がします。明るいのが好きなのは若い証拠ですよ(゚▽゚*)
私は結構季節によって読みたい本が変わります。やはり春は明るい作品がいいし、秋はちょっと切ないものが良かったり・・・暗いのはあまり良くないのですが、切ない作品でなにか心に感じ涙を流してしまうような作品とか、今この歳でしか理解出来ないというような作品にも出会いたいなぁ・・・と感じることもありますよ。でも本とか映画とかを楽しむのは、無理に好きでないものを見るより好きなものを見るのが精神的にも1番良いですね。

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