ハゲタカⅡ上下巻
ハゲタカⅡの上下巻読み終わりました。
←この2冊です。好き嫌いがあると思いますが、内容的にはハゲタカⅡの方が緊迫感があって面白かったかな・・・TOBをかけたり、MBOしたり・・・最後になって鈴紡の時に出てきたものがプラザを一撃したり・・・
ハゲタカⅡではいきなりウォード社長が死んでしまうのでいったいどの様な展開になるのかな・・・と思いましたが、最後はやっぱりこうなったか・・・という感じです。
企業の敵対的買収というのはまだまだ日本社会にはなじまないと思います。それは日本社会で実力主義がなじまないのと同じです。
なぜ日本はアメリカのように実力主義がなじまないのか・・・それは転職がまだまだ一般的に認知されていないからなんだと思います。どんなに優れ居てもなかなかその組織から出てくことは出来ません。
また日本なんて40過ぎたら転職なんてほぼ無理です。相手の企業から呼ばるか、あるいは会社の出向のままそのまま居座るとかでない限りは・・・まだまだ終身雇用の年功序列が似合う社会なんですよね。
また日本の企業というのは、評価自体が曖昧です。結局好き嫌いが相変わらずで、目標自体もなんとなくあいまいのままその期がスタートし終わってしまう。これじゃ無理ですよね。
今回の金融危機で外資の勢いもなくなり当分敵対的な企業買収も当分はないかもしれません。この本にもありましたがいつまでも歴史とか伝統にとらわれることなく、今生き残る策を冷静に考える時期なのかもしれませんね!
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コメント
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AIRさん、おはようございます。
「ハゲタカ」、以前NHKでドラマ化されていたものですかね。
ドラマは見ましたが、何となく消化不良気味でしたね。
原作を読んでいないので何とも云えませんが。
私も、現役時代は、まあ、AIRさんと向き合っていた様な状態でしたので、鉄工所の親父さんみたいな立場でしたけど、今となっては、其々立場があり「情」だけでは生きていけない、と云う事でしょうね。
最近、某銀行の支店長さんと時々お茶を飲む機会があるのですが、オフレコですが、いろいろあるみたいですね。
投稿: zebra | 2008年10月28日 (火) 08時44分
AIRさん、こんばんわ。
ついにハゲタカ全4巻、読破されたんですね。
ハゲタカ2のほうが、ドラマに近いとのこと、ちょっと読んでみたくなりました。鷲津がどういうかたちで復讐を果たそうとするのか、あるいはその恨みを氷解させるのか気になります。今年中に詠み終われたらなぁ、なんて。でも、そろそろ11月、うかうかしてるとすぐ年を越しちゃいそうです。
投稿: ふみ | 2008年10月28日 (火) 23時50分
zebraさん、こんにちわ!
テレビドラマのハゲタカとはちょっと違うみたいですね。私も途中までドラマ見ていたのですが、どうも柴田恭平氏が金融業に似合わないので途中でやめてしまいした。銀行の支店長さんとお茶を飲むなんてすごいですね。なかなか支店長は出てこないですよね!支店長がお客様に話したことはイコール銀行の意見と取られることが多いので、なかなかお客様の前には現れないんですよ。ちなみに私も今は本部にいるのでお客様には直接会いません。ちょっとした発言が大きな意味を持ってしまうことがあるので、極力避けています。そう考えるとお店にいたころの方が楽しかったなぁ・・・なんて思います。
投稿: AIR | 2008年10月29日 (水) 01時30分
ふみさん、こんにちわ!
時間があったらハゲタカⅡ読んでみると面白いかもしれません。ちなみにNHKのHPでハゲタカの紹介見たことありますか?あそこで用語解説なんて書いてあるのですが、3話の説明は南弁護士さんがコメントを書いています。南弁護士さんは以前自分の相手側の弁護士さんとして、争った(詳しくは交渉相手ですけど・・・)したことあるんです。若いのにとっても優秀な弁護士さんで、交渉しているときはとてもきつかったのですが、とても勉強させてもらったというか、とっても好感のもてる弁護士さんでした。是非読んでみてくださいね!
今「バケツ」読んでます。半分ぐらい読んだのですが、内容的に複雑なのでしょうがとても読みやすく面白い作品ですね!
投稿: AIR | 2008年10月29日 (水) 01時38分